日本も5月16日に有事法案が衆議院で可決されて、参議院に廻ると言っていたから、とうとう大ぴらに軍備が出来ると言うことでしょう。
この法案が通ると、「自衛隊の位置がキチンとされる」と言うことは表向きの理由であって、「国家予算の中からもっと大量に武器弾薬をアメリカから買える」と言うことでもある訳よね。
アメリカが、アフガニスタンやイラクに宣戦布告して、国連の承認無くして他国を破壊しても、「正義」で通ってしまうのに…。もしもよ、日本が「テロがあったから」とどこかの国に勝手に宣戦布告して、その国を破壊したとしたら、国連は今回のアメリカに対するように黙っていてくれるかしらね。
サウジアラビアの外人地区でテロがあって、2日前のパウエル長官の発言中に「罪もない人を殺すテロは断然許されるべきではない」と正しいことを言っているのだけれど、私はね、「戦争で罪もない人を殺すのは、許されるわけ？」って訊きたいわね。アフガニスタンだって、イラクだって、多くの犠牲者は、罪もない人達だったでしょう。
とにかくこれ以上破壊をするのは止めて欲しいわよ。
そして日本もマッカーサー氏が折角、戦争放棄の法律を作っていってくれたのだから、それを守ればいいのに…。安全保障条約の法案通す時でも、今回の有事関連法案でも国民の気持ちや意見など全く無視したところで、日本の法律が決まって仕舞うじゃない。この有事法案の中に「有事の際の、国民の土地の提供」って言うのが納得行かないわよね。
国のと言うか、その時の政府関係者の指先一つで、私達の家が政府の用地になってしまうわけでしょう。
第2次世界対戦の時の「ダイヤモンドや金の供出」と同じになってしまうわよ。ますます「恐るべき権力国家」になるわけよ。こんな事を絶対に、許しては駄目だと思うわ。
自由党の小沢さん、民社党の菅さん、やっぱりなんやかんや言っても最終的には賛成に廻ったじゃない。
やっぱり彼らは水面下で、つながっているのよ。
日本は世界の中では、強国ではなく弱国なのよね。だから、「強い国アメリカの言うことを、聞かなければ生きて行かれないかも知れない。」と言う状況は理解できるけれど…。
オーストラリアは今回のイラク戦争でアメリカに協力をしたのよね。日本も同じように戦争賛成に廻ってイージス艦まで出して協力したのよ。
オーストラリアのジョン・ハワード氏はアメリカに招待されて、手厚く協力のお礼を受けてきたのね。そして経済もアメリカに次ぐ世界第2位だそうよ。
日本は何もお礼してもらえないじゃない。お金も出るばかりで、「何の見返りもない」。これは政府レベルでは解らないわよ、でも国として国民が納得できるような、答えは何もないじゃない。
日本は、小判鮫を止めて、せめて中立の立場で生きて行かれるように、それこそ政治力を付けないと、やくざに搾り取られる中小企業の小父さんみたいに成っちゃうと思うのよね。
日本人は、頭脳からすると世界中の中でかなりのレベルを平均的に持っている民族なのよ。
私の住んでる国でも、短期留学生を除いて日本人はほとんどの人が、理工科系に進んで、学年でも上位の成績を取っているのだから、本当に素晴らしい民族なのよ。
政治的に国際化出来ない、政治力がない、駆け引きがヘタ。右脳が発達してないのかしら。左脳ばかりが遺伝的に優れてしまったのかしらね。
とにかく、軍国主義に走らないよう、国民みんなで協力しましょうよ。 |
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