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こっちのバーガーは美〜味いぞ
 ファーストフードといったら、マクドナルド。日本人でマクドナルド知らない人は、いないんじゃないかな。あの反米で第一位に上げられてたソ連にも、マクドナルドがあるらしいわよ。
 私もね、何にも知らないときに、子供達に食べさせてしまっていたのよ。紙で包んであるし、立ちながら食べたって格好悪く無かったでしょう。しかも安くてお腹は一杯になるしね。でも、その内に巷で、「マクドナルドの肉は牛肉じゃないぞ」みたいな噂が流れて、少し不安になったけれど…。マクドナルドのコマーシャルが凄く上手いから、ついついコマーシャルに乗せられて、マクドナルドのお店に行っちゃうのよ。
 マクドナルドでアルバイトした人に聞いてみると良いわよ。もの凄い脂を使ってるのね。ポテトチップスの脂だって、真っ黒になるまで使うし、もの凄い酸化してる訳なのよね。あのバーガーの肉だって焼くと、脂がグチュグチュと出てくるそうよ。それだけの脂をお腹の中に入れたら、脂でお腹一杯になった感じするわよね。それにプラス、コカ・コーラでしょう。砂糖のかたまり飲んでいるようなものじゃない。
 質問
「脂と砂糖を子供の身体に入れたらその子はどうなるでしょうか」答えは当然、「肥満になる」だわね。
肥満だけで済むならまだしも、当然からだの中では、内臓が駄目になったり、血管にコレステロールが溜まったりするわけでしょう。私は医学の専門家じゃないから、詳しく医学的なこと説明できないけれど…。
私の不注意でマクドナルドのハンバーガーを沢山食べさせてしまった娘は、当然の結果として肥満児よ。身体が拒否してるのに食べさせられるから、感情的にもおかしくなる訳ね。妙なところで凄いヒステリーを起こすようになるのね。
コカ・コーラは上げなかったのだけど、相当の量のチョコレートも上げてたのよ。
 娘はある時身体が動けなくなって、学校から「娘さんが倒れた」という呼び出しばかりかかるようになったり、学校に行かせようとしても目が覚めなくなったりしたの。それから医者通いが始まったんだけど、この国の医者は何処でも 「原因が分からない、ティーンエージだからでしょう」みたいなことで終わっちゃうのね。とうとう日本の病院にまで入院させたのよ。そこでも、結局は確たる原因が解らずじまいだったの。最終的には、この国で娘の病気の原因を突き止める医者に巡り会えたんだけど、食事の問題だったのよね。
 それから徹底的に、食事療法をして、今や肥満は治ったんだけど、今でも脂肪と炭水化物が、彼女の身体の中で処理できないのね。膵臓機能が弱ってしまってるらしいの。本当に、親の不注意から子供を不健康にしてしまうのだから…。親になったら、まずは食事の基本バランスを勉強しないと駄目よね。子供は小鳥じゃないけれど、親の与えるものしか食べられないのよね。
 マクドナルドの前を通ると、コカコーラを飲みながら嬉しそうにハンバーガーを食べてる肥満の子を見かけるのよ。そういう時、その親の所に行って注意したくなってしまうけど、自分だって無知のために子供を苦しめた部類だから、偉そうに人に意見など言えないわよね。
 でも最近ハイパー・アクティブ障害といって、子供がもの凄い廻りに対して暴力的になったり、自分自身を傷つけたり、感情のコントロールが効かない子が増えてるのよ。専門家は脳障害だとか言って、薬を投与するけれど、私と娘はそれを見て「食事を調べた方が良いわよね」と言ってるのね。
 とにかくイージー・イズ・ベターじゃないって事を世の中の親はもっと考えて欲しいわね。
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