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国民総ポイント制
 最近日本人でもクレジットカードを持っているでしょう。VISAカードとか MASTERカードとか色々あるわよね。そのカードを使うと、ポイントが附くのよ。今や飛行機に乗っても、マイレージとかいってポイントが附くのね。
 そのポイントが多くなると、高い品物がもらえたり、無料で沖縄まで飛行機に乗せてもらえたりとか、ポイントが多くなれば成るだけこちらにもらえるものも多くなるわけ。
そこで有る航空会社の偉い人がね、
「税金を一千万円払う人も一億払う人も、なんにも払わない人も、選挙の時の投票は1票だというのは、沢山税金払ってもその人の発言権が少ないみたいで面白くない。沢山税金払う人は、ポイントが増えて、そのポイントに見合うだけの投票数をあてがわれると言うのが良いのじゃないか。何故なら、国の運営は国民の税金でまかなわれているのだからね」
と言う御発言をされたのでした。私はね、この発言も一理あると思えたのよ。
 しかし他の日本人にこの話をしたら、「それは真の民主主義に反するじゃない」と言うのが多かったわね。
 でもね、貧乏人には投票させないって言うんではなくて、ポイント数が多い方が得をするということが、公正で何ら平等に反してないんじゃないかと思えるのだけれど、違うのかな。
 その時にポイント制の話しから、だんだんエスカレートして、お給料をお金で貰うんじゃなくてポイントで貰ったりとか、ボランティアをすると何点かポイントが附いたりとか、そういう話になったの。お金がいらなくなれば、賄賂だとか、為替の差益だとか、お金にからむマイナス要素を無くすることだって可能じゃない。
 もちろん法律も書き換えて、何をどうすると何ポイントをもらえるか詳しく決める訳よね。何か買い物をしたり交通違反をしたりすれば、そのポイントから引かれるのよね。
 仕事が無くても、一生懸命良いことをすればそれなりにポイントがもらえるというなら、ホームレスの人達だって、唯お酒飲んで寝ているだけじゃなくて、良いことをしようとするわけじゃない。良いことをしたという推薦でも、証拠をもって自主申告でもどっちでも良い訳よね。
 ここまで世の中変えられたら最高なんだけど実現するのは難しいかも知れないわね。
 でも何か考えてみる価値はありそうな気がしませんか。
 とくに 銀行が無くなれば、世界支配の影の人達が困るわけだから、是非実現させたい気がするのよね。
銀行が無くなると少しは世の中が良くなるのは、広瀬隆さんの「地球のゆくえ」p46〜p69に詳しく書いてあるわよ。
 この影の世界支配者のことは、他にも色々な人が書いているのだけれど、私の手元にある本の中でスゴーク詳しく書いてあるのがこの本なのね。フィクション風小説の形を取っているけれど高杉良さんの「呪縛」も結構詳しく内幕調べて書かれてると思うわよ。
 結局何千年も昔から、権力とお金が人間を駄目にする訳じゃない 人間て弱い精神を持っているのよね。
 日本の国が自分の指先一つで動かせるようになると、始めは正義感も有った人でもいつの間にか「傲慢」を絵に描いて立たせたような人になってしまうのよね。
 お金だってそうよ。自分の欲しいものの90%はお金で手に入るのだから、「あの人嫌い」何て言ってても、毎日花束届けられたり、素敵なところで食事をして「好きだ好きだ」と連呼されてる内に、いつの間にか傾いてるのよね。
 でもポイント制になったら、ポイント泥棒なんて言うのもやっぱり現れるのかしらね。恋にもポイントをつけるのかしら。そして何処が、このポイントを管理するのかしら。ポイント銀行なんてのも現れたりね。
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