▲目次へ戻る
農薬カクテルはどんな味
 最近広瀬隆さんの「地球のゆくえ」と言う本を読みました。ここに書いてあることは、本当のことだと思うわ。
 1991年以来 私が関心を寄せてきた内容がぎっしりと詰まっていて、「こんなにもハッキリと書いて良いのかな」、読んでいて私の方が少し不安になりました。
 その中で農薬のことも詳しく書いてある(p210〜p259)のですが、農薬の世界市場は3兆円規模だというのですね。 日本の農業者の人も「日本が輸入している農薬を全部消費するとしたら、日本人一人あたり年間5キロだ」と言ってたのね。一年間で5キロもの農薬を、身体の中に摂取するとしたら、病気にならない方がおかしいわよね。
 虫が死ぬと言うことは、生物が死ぬと言うことなのに、人間だけは何をしても死なないと思うのかな。
 輸入米なんかは、その農薬の上に除草剤もかけられているし、ましてや船で運ばれるために殺虫剤まで散布されているのよね。だから、輸入米を食べると言うことは、自殺したいと言うことなんだわね。しかも一番苦しむ方法でだわよ。
 またまた日本政府に矛先が向くけど、「あなたの視点は どっちを向いてるの、農薬業者のご機嫌なの。日本国民の安全なの」厚生省のお役人だって、エイズの非加熱製剤の問題とか、製薬の安全基準の甘さだとか…。とにかく日本の運営は、国民の事なんて全く心配していないのよ。
 何でもお金取るし、悪い物でも良いと嘘つくし、高い国産米を食べられる人達、しかも無農薬米を食べられる人達の階級層ってわずかな人達でしょう。大部分の人達は毒と解っていても、家計費の都合上、輸入米を食べざるを得ない訳よね。ただ「ササニシキ」「こしひかり」何て書いてある袋にも、気を付けないとね。外国ではお米の種類として「ササニシキ」や「こしひかり」が有るので、カリホルニヤの「ササニシキ」だって作られているのですから。国産のササニシキなのかカリホルニアのササニシキなのかよく調べましょうよね。
 とにかく21世紀は弱い国民にとっては、危険きわまりない世の中になってしまいそうよ。
 お野菜だってそうでしょう。日本の国産野菜だけでは、日本の人口をまかなって行かれないと言うのだから、変ですよね。
 農業者は一生懸命頑張って、誇りを持って仕事をしている人達も多勢居るんですよ。
 でも真面目な人ほど苦しい目にあって仕舞うのが、現状社会構造なのよね。
 自分たちの畑で生産された作物を、全て直売するだけの力がないと、畑の作物は腐って駄目にしてしまう事になるのよ。けれど農協は、政治家とすごーく親密だから、農業者のことを考えるより政治家のことを考えるのでしょうね。農協では、「値段が下がるから」等と言って、出来た野菜や果物を出荷しないで、捨ててしまうんですからね。自分が手塩に掛けた作物を捨てることが出来るのは、農業者じゃないと私は思うのよ。
 それと毒を入れたと言って、カレー砒素混入の犯人が死刑なら、農薬散布、除草剤散布、殺虫剤散布が丁寧にされた輸入食品を許可している農林水産省と通産省、厚生省の責任者はみんな死刑でも良いんじゃないかしら。
 これらの猛毒は耳掻き半分ぐらいでネズミが死ぬのですよね。人間は体が大きい分、直ぐに死なないから、ガンで死んでも病死。肝臓が悪くなって死んでも病死。病死ならそれは殺人ではないと言いたのかな。国の基準が甘すぎたために、 知らずに私達の口に入ってしまう食品が、病気の原因だとしても。
 人間は食べなきゃ死んでしまうのだから、その食べ物が毎日毎日毒入りだとしたら、私達だって籠に入れられてない、実験用モルモットと同じだわよね。
前のページ  次のページ   [1]

▲管理者用